１．メロン由来SODの機能性

メロンSOD「SOD B Extramel ®」は、からだの中の抗酸化の機能に働きかけるものとして研究が進められていました。ハムスターによる経口投与試験では、血液および肝臓のSOD活性を上昇させることが示唆されています。

出典：Nutr Metab Cardiovasc Dis. 2010 Jun;20(5):301-7.

SOD B Extramel ®は、ヒト試験でも疲労感の減少・軽減の効果が示されています。ここからは、科学的根拠として認められたデータを紹介します。

２．メロン由来SODの機能性

（１）２８日間の摂取試験

SOD B Extramel ®を１０ｍｇ摂取により、ストレスまたはストレス由来の疲労に対してどのような効果が表れるのかを確認するため、２８日間のランダム化比較試験を行いました。

試験の結果、知覚ストレスとQOL（生活の質）の心理学的評価スケールにおいて、SOD B Extramel ®を摂取している人と摂取していない人では統計学的有意差が現れました。どちらの評価も、スコアが下がるほどストレスや疲労が軽減していることを示しています。つまり、SODの補充によりストレスや疲労が軽減されることが示されました。

研究デザイン	ランダム化二重盲検プラセボ対照臨床試験（２８日間）
対象者	３０～５５歳のある程度のストレスと疲労を知覚する７０名の健常者
研究内容	SOD B Extramel ®　１０ｍｇを澱粉とともに経口摂取
対照（プラセボ）	SOD活性のない澱粉のみを経口摂取
評価方法	知覚ストレス（PSS-14；Perceived Stress Scale (PSS) 14-item version） QOL（SF-12；The Short Form 12）　等
インフォームドコンセント	文書でのIC
利益相反	フランスのパリおよびアヴィニョンの会社の支援があります

出典：Nutr J. 2009 Sep 15;8:40.

（2）８４日間の摂取試験

８４日間の長期摂取でも、ストレス・疲労感に対する効果を確認しています。
６１名の健常人を２群に分けて各評価を行ったところ、８４日後の知覚ストレス、ストループ・テスト（精神的疲労感）、プレボスト・スコア（身体的疲労感）において、対照群（摂取していない人）と比較するとSOD B Extramel ®を摂取した人たちには統計的有意差が認められました。
つまり２つの試験結果から、SODを摂取することで身体的・精神的の疲労感のどちらも軽減されることが示されました。

ストループ・テストは色と文字を判別するテスト形式の試験であり、数値が高いほど良好な結果となります。
プレボスト・スコアは自身の疲労に関する質問形式の試験であり、数値が低いほど良好な結果となります。

研究デザイン	ランダム化二重盲検プラセボ対照臨床試験（８４日間）
対象者	２９～６０歳のある程度のストレスと疲労を知覚する６１名の健常者
研究内容	SOD B Extramel ®　１０ｍｇを澱粉とともに経口摂取
対照（プラセボ）	SOD活性のない澱粉のみを経口摂取
評価方法	ストループ・逆ストループテスト（stroop scale） プレボスト主観的疲労スケール（Prevost scale）　等
インフォームドコンセント	文書でのIC
利益相反	ありません

出典：Nutrients. 2014 Jun 19;6(6):2348-59.

３．メロン由来SODの作用機序と役割

SOD B Extramel ®は、メロン由来の抗酸化物質を含有しています。その中にはスーパーオキシドジスムターゼ（SOD）以外にもカタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼのような抗酸化酵素、他にもフェノール類やビタミン類も微量に含まれていますが、抗酸化を中心とした生理活性はSODがその役割を担っていると考えられています。
本来私たちのからだの中にもSODは普遍的に存在し、心理的、精神的、身体的ストレスにより発生した活性酸素を除去する働きがあります。しかし、過度なストレスにより活性酸素が過剰発生した時や加齢により一次性抗酸化物質の生成量が下がってしまった時は、活性酸素を効率的に除去しなければなりません。

メロン由来のSODを豊富に含むSOD B Extramel ®は、摂取することで生体内のSODを補強して、神経細胞などの抗酸化作用をサポートすることによりストレスや疲労感に働きかけると考えられています。
日常生活において、ストレスや疲労感を自覚する方におすすめの食品素材です。

出典：Nutr J. 2009 Sep 15;8:40

出典：Nutrients. 2014 Jun 19;6(6):2348-59.