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毎日の食事から脳の健康を考える

1.脳は体の中でもとりわけ重要な器官

脳の構造

神経細胞をもつ生物は数多く存在しますが、特に脊椎動物にとって脳は神経中枢として重要な器官です。人の脳は大脳皮質に複雑な溝があり、前頭葉・頭頂葉・側頭葉・後頭葉と区分され、さらに左右に右脳・左脳と別れることで機能も異なっていることがわかっています。

大脳だけでなく、中枢神経全体に神経細胞は存在しています。どの部位にも人が生活を続けるうえで必要な高次機能が備わっており、そんな機能を支えるためにも神経細胞の働きを常に良好に保つことが重要です。

2.記憶能力と活性酸素

脳の働きを低下させる代表がストレスです。
適度なストレスは脳に良い刺激となりますが、過度なストレス、慢性的なストレスは、脳に不快な症状をもたらします。

過度なストレス

例えば、生活の中でこのような経験はないでしょうか。

「大勢の前で緊張する」
「突然の事故で動揺する」
「毎日同じことの繰り返しでイライラする」

★こういった経験は、前頭葉(前頭前野)に負担をかけて高度な精神機能を損なうといわれています。
特に前頭葉は生物的に進化が著しい部位であり、”思考・学習・洞察”といった物事を考える働きに特化していることから、記憶力と深く関わっています。

ストレスは、脳に活性酸素を蔓延させる原因となります。
活性酸素は体中に悪影響を与えるものとして有名ですが、脳にとっても例外ではありません。脳細胞の酸化はその働きを低下させるものであり、活性酸素は認知症にも関与していると考えられているのです。

3.脳は酸化から逃れられない?

脳は他の臓器や組織と比べても、大量の酸素と栄養を必要とします。

人が取り入れる酸素の25%、エネルギーの18%が脳で消費されると聞けば、その重要性がわかるでしょう。特に酸素は脳ではすぐに消費されるうえに貯蔵することができないため、血液に乗せて常に供給する必要があります。

これだけの酸素が常に供給されるということは、それだけ活性酸素の脅威にさらされることになります。酸化は老化の象徴的反応であり、生命活動の中枢でもある脳を酸化から守ることは、老化による衰えを回避することにもつながります。

4.酸化に良いとされる食事を考える

酸化は生物にとって生体的に有害であることが多く、そんな酸化から体を守るために生物は様々な抗酸化物質を利用しています。

特に “ポリフェノール”は抗酸化物質の代表例ともいわれています。健康が気になる人はおすすめの成分として一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

代表的なポリフェノール

名前 ポリフェノールの種類 植物での抗酸化作用
カテキン お茶などの苦み成分 抗菌・抗毒作用で細胞を守る
ダイゼイン 大豆に含まれるフラボノイドの一種 病原菌や微生物からの防御
アントシアニン 赤、青、紫系統の色素 紫外線をカットする

人も活性酸素を分解する酵素(SOD【Superoxide Dismutase】)を体の中に持っていますが、それだけでは足りない時にポリフェノールのような抗酸化物質を食べることで体の酸化を抑制できると考えられています。
ポリフェノールのほとんどは植物由来であり、野菜や果物、そしてサプリメントから手軽に摂取することができ、その多くは食経験などから安全とされています。