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 パフィアエキス

ゴースト化のメカニズムに注目した素材「パフィアエキス」

1.血管のゴースト化の進行

血管のゴースト化、つまり毛細血管の消失が増えると身体に様々な悪い影響を及ぼします。
ここで、血管のゴースト化の進行プロセスを簡単に説明します。

毛細血管は『内皮細胞』と『壁細胞』で構成され、血液を流すために強く、しなやかに接着しています。しかし、この構造は加齢や不摂生、紫外線、活性酸素によって不安定になり、内皮細胞の接着が緩むと血液の漿液(血漿)が漏れ出してしまいます。
この漏れ出す状態が継続もしくは悪化することで、血管がゴースト化するのです。

ゴースト化

出典:高倉伸幸(2019)「ゴースト血管を作らない33のメソッド」毎日新聞社版

つまり、血管のゴースト化を防ぐためには『内皮細胞』と『壁細胞』の接着が緩まないようにすればよいのです。
それではこの接着を緩まないようにするためにはどうすればよいのでしょうか?

2.血管の構造を補強するもの

毛細血管のゴースト化の進行を抑える重要な因子が、主に細胞壁から分泌される「アンジオポエチン-1」と、内皮細胞表面にある「Tie2受容体」です。
アンジオポエチン-1が分泌されると、内皮細胞のTie2受容体が刺激されて活性化します。これにより細胞内でシグナル伝達が行われ、以下の作用が現れることが知られています。

1. 内皮細胞同士の接合
2. 内皮細胞と壁細胞の接着

Tie2受容体

出典: Nihon Yakurigaku Zasshi. 2010 Jul;136(1):26-30.

3.食品からTie2活性化を図る

Tie2活性化の効果が期待される食品として、ヒハツ、シナモン、ルイボスなどがあります。
ここで紹介したい食品素材が、美容成分としても知られる『パフィア(ブラジル人参)エキス』です。

パフィアは南米の熱帯気候地帯に自生する蔓性植物で、別名『ブラジル人参』『スマ』『ソーマ』とも呼ばれています。古くはアマゾンの先住民たちが「パラトダ(全てに使えるという意味)」と呼び、健康維持、若返りに良いと300年以上前から利用してきました。
近年、パフィアの根には『β-エクジステロン』と呼ばれる植物性のステロイドを始め、サポニン類やミネラルが多く含まれていることが分かってきており、日本においても美容素材として人気があります。

パフィア(ブラジル人参)エキス

4.ゴースト化が気になる方にはパフィアエキス

パフィアには、アンジオポエチン-1と同じようにTie2受容体を活性化する働きがあることが分かっています。
そんなパフィアから生まれたパフィアエキスは、「パフィア抽出物を有効成分とするTie2活性化剤」として特許も成立(特許第5782092号)しています。
パフィアエキスは、毛細血管や毛細リンパ管のゴースト化を抑える素材としてご使用いただけます。